薬剤師調査MMPR

Report : デキる管理薬剤師ラボ

掲載日:2017/02/20

必見!知らなきゃ損するMR活用術-第9回-

必見!知らなきゃ損するMR活用術


     第9回 薬剤師の「質問力」がMRを育てる理由


薬剤師のあなたは、MRが訪問してきた時にいろいろと質問をしますか?

それとも、持ってきた案内を受け取ったら、それで終わりでしょうか?


せっかくMRが薬局に訪れてきてくれたのです。ぜひとも質問を投げかけてみてください。

薬剤師にとって「質問力」はとても重要だと私は思います。

実はこの「質問力」を意識するだけで、MRの対応がより良くなる可能性があるからです。


薬剤師の職務としても「質問力」は大事です。

例えば、服薬指導のゲンバで「いかに患者の機嫌を損ねずに、検査値などの情報を引き出せるか?」

これも薬剤師の大事なスキルの1つですよね。

最近は、患者のナラティブ(物語)を導き出す手段として、コーチングやカウンセリングスキルを利用することが増えてきました。

日々の服薬指導の中で「オープンクエスション」や「クローズドクエスショション」の必要性をしみじみ実感することもあるかもしれません。


それではMRに質問することで、その後のMRの対応にどのような変化があるのでしょうか。

少し私がMRだった頃のことを振り返ってみましょう。


とある病院の薬剤部を訪問するとき。私はいつもできる限り資料に目を通していました。そして、訪問時間には余裕をもっていくように心がけていました。それはなぜでしょう?

実は訪問時に毎回、いろいろな質問をされる薬剤師の先生がいたのです。添付文書の改定の案内を持っていくと、その内容のことはもちろんのこと、思い出したように他の自社品に関する質問が次から次へとでてくるのです。

こちらもある程度質問を想定して準備しているのですが、想定をはるかに超えるような質問は、結局宿題として持ち帰らざるを得ませんでした。

当時の私は戦々恐々としながらその薬剤部を訪問してたことを、今は懐かしく思い出します。


しかしもうお気づきかと思いますが、たくさんの質問をもらうことで、結果的に自分の知識量が徐々に増えていったのです。

残念ながら、当時はそんなことに気づく余裕はありませんでしたが…。


薬剤師が臨床の出来事をMRにどんどん質問していけば、提供する情報の質が次第に上がっていくことでしょう。もちろん時にはこちらの意図とは違う答えが返ってきて、がっかりすることもあるかもしれません。もしそれが続くようであれば、残念ながらその方はMRとしての資質が足りないのだと思ってください。


一般的に「良い質問」には、「自分や周囲の人々の人生をより良い方へ向ける大きな力」があると言われています。

ぜひ薬剤師側から鋭い質問を投げかけてみて下さい。

そうすれば目に見えない裏側で、必死に資料を調べて勉強するMRになってくれるはずです。


薬剤師とMR、双方の知識が深まれば、お互いWIN-WINの関係になりますよね。

上手にMRのサポートを引き出していける薬剤師の「質問力」。意識してみませんか?




・第9回 薬剤師の「質問力」がMRを育てる理由(上述)


加納 裕介(MRファーマシスト)

 プロフィール

 2002年 大阪薬科大学卒

 三共株式会社入社(現第一三共株式会社)MRとして勤務

 2010年 いちえ薬局 管理薬剤師

 2015年 株式会社ケイファーマ 代表取締役就任

 現在は薬局経営とともに

 WEB事業、執筆活動も取り組む。

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 MRファーマシストを運営中

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 MRファーマシスト: http://k-pharma.co.jp/mr-pharmacist/


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