薬剤師調査MMPR

Report : デキる管理薬剤師ラボ

掲載日:2015/06/26

デキる管理薬剤師への道(16) 業界ニュースコラム(1)


~政府三会議 政策方針が閣議決定!~


 こんにちは、経営コンサルティング部の津留と申します。

今回より直近の業界ニュースで特に管理薬剤師の皆様に知っておいていただきたいニュースをご紹介します。

環境変化にいち早く対応することが、今後選ばれる薬局になるために不可欠であると考えております。

業界ニュースコラムが様々な取り組みの一助になれれば幸いです。

 さて、今回は政府が示した薬局に対する政策方針についてご紹介いたします。

6月30日に政策方針となる「経済財政運営と改革の基本方針2015」、「規制改革実施計画」、「日本再興戦略 2015改訂」が閣議決定されました。

これまで政府が主導する3つの会議(経済財政諮問会議・規制改革会議・産業競争力会議)にて議論されてきた内容を取りまとめられたもので、薬局への政策方針が盛り込まれております。

今後中医協等の議論に大きく影響すると予想されるため、内容をしっかりと把握しておくことをお薦めいたします。

中でも薬局に関連する内容を以下にご紹介いたします。

【経済財政運営と改革の基本方針2015(一部抜粋・要約)】

<後発医薬品について>

●数量シェアの目標値については、平成29年中に70%以上、

●平成30年度から平成32年度末までの間のなるべく早い時期に80%以上

●後発医薬品の価格算定ルールの見直しを検討

<薬局全体の改革について>

●薬剤師による効果的な投薬・残薬管理や医師との連携による地域包括ケアへの参画 を目指す。

<平成28年度診療報酬改定について>

●保険薬局の収益状況を踏まえつつ、医薬分業の下での調剤技術料・薬学管理料の妥当性、保険薬局の果たしている役割について検証

服薬管理や在宅医療等への貢献度による評価や適正化

●患者本位の医薬分業の実現に向けた見直し

●改定の水準や内容について国民に分かりやすい形で説明

【規制改革実施計画(一部抜粋・要約)】

薬局における診療報酬とサービスの在り方の見直し

 -かかりつけ薬局の要件を具体的に明確化

 -調剤報酬の在り方について抜本的な見直し

 (門前薬局の評価を見直す、患者にとってメリットが実感できる薬局の機能は評価

 -リフィル処方箋の導入や分割調剤の見直しに関する検討・結論

保険薬局の独立性と患者の利便性向上の両立

 -保険薬局と保険医療機関の間で、患者が公道を介して行き来することを求め、また、その結果フェンスが設置されるような現行の構造上の規制を改める

ICT技術を活用した服薬情報の一元化

 -他の薬局及び医療機関等と情報連携をより効果的、効率的に行うことができる仕組みの構築について検討・結論

【日本再興戦略改訂 2015(一部抜粋・要約)】

●マイナンバー制度のインフラを活用した医療等分野における番号制度の導入(2020年までに本格運用)

●電子版お薬手帳の更なる機能性の向上について検討(2018年度までに普及)

これらの方針を見てみると、新たなインフラ整備など期待を持てる部分もあります。

しかし、文章には「見直し」という文言が目立ち、昨今の薬局への厳しい風評が如実に表れている印象を受けました。

ここ数年が保険薬局のあり方を大きく問われる時期になるでしょう。

これまで守られていた環境から、社会に求められる存在にならなければ淘汰される環境に移行していくのは否めません。

各薬局・薬剤師が危機感を持って、通常業務に取り組む必要があるでしょう。  

         (㈱ネグジット総研 経営コンサルタント 津留隆幸)

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