薬剤師調査MMPR

Report : デキる管理薬剤師ラボ

掲載日:2015/05/29

デキる管理薬剤師への道(15) 業務改善事例 (6)


「デキル薬局長(管理薬剤師)への道」第15回目の記事です。

昨今、薬歴未記載問題のニュースが多く流れ、薬歴について改めて考えるきっかけになったのではないでしょうか。

「薬歴残業」という言葉があるように、多くの方が薬歴作成においてかなりの時間を費やしていることは事実でしょう。
特に在宅の現場においては、薬剤準備や移動時間などで時間がかかってしまうのが実情で、薬歴作成の時間をいかに捻出するかが課題です。
多くの人材を抱えている店舗でも薬歴残業が無くならないという薬局経営者・管理者の声を耳にします。

そこで、今回は薬歴作成時における業務改善事例をご紹介いたします。


【事例①】

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<改善事例項目>
レセコンの閲覧

<【 改善前 】困っていたこと>
在宅訪問時に、薬歴や今までの検査値、処方内容を確認する為に、電子薬歴から紙媒体にして持って行く必要があり、手間がかかっていた。
施設訪問の際は、特に量が多くて大変だった。

<【 改善後 】改善内容>
タブレット端末に、チームビューアという無料のアプリをインストールして、レセコンにいつでもアクセスできるようにした。
そのおかげで、タブレットを持って行くだけでよく、紙媒体を使用する必要がなくなった。
訪問時にも、薬歴に記入することできるので、効率的である。
経済的な負担軽減と、労力的な負担軽減が実現できた。

<【 改善後 】改善内容>
1回訪問あたり、100円の削減、10分短縮、訪問時の手荷物が減った。

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リモート操作を可能にする「チームビューア(TeamViewer)」というアプリケーションは非常に便利です。
外部からインターネット経由で、パソコンをリモート操作することが可能になります。
外部からレセコン・電子薬歴に直接アクセスし、紙媒体を無くすことで多数の効率性を図ることができるでしょう。
セキュリティー面が不安に感じる方もおられるかもしれませんが、セキュリティー要求が高い銀行でも採用されており、信用できるアプリケーションではないかと思います。
仮にタブレットの紛失があった場合でも、アクセスパスワードを変更すれば、データが外部に流出することはありません。
また、無料で利用できるという点も評価できる点でしょう。

(参考) TeamViewerホームページ


【事例②】

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<改善事例項目>
薬歴入力

<【 改善前 】困っていたこと>
電子薬歴の話ですが、同じ内容を毎回手入力するのは凄く時間が勿体無かった。

<【 改善後 】改善内容>
PCの辞書登録を利用して、頻度の高い文面を登録しておくと大幅な時間短縮になった。

<【 改善後 】改善内容>
1日40枚の薬歴を入力すると考えて1~2時間は短縮される。

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PC操作に慣れている方がいらっしゃれば、辞書登録を既にご利用の方は多いかもしれませんが、これは非常に効果の高い取り組みです。
紙薬歴と比べ、電子薬歴の強みとして、繰り返し入力する操作を単純化することができるという強みがあります。
今回ご紹介した辞書登録だけでなく、入力サポートをするアプリケーションが多数あります。
例えば、日本語入力システムの「ATOK」は非常に便利なアプリケーションです。
よく使う文言について、最初の数文字を入力するだけで予測変換を行う機能や、日付の入力を「きょう」と打ち込むと「2015年○月○日(曜日)」の形式で変換するといった機能があります。
ご紹介したATOK以外にも多数、入力サポートを行うアプリケーションがありますので、是非ご活用いただければと思います。

(参考) 5分でわかる!かしこいATOKの使い方



今回紹介した2つの事例は、どちらも電子薬歴に関する効率化の事例でした。

効率を高める為に、電子薬歴を採用することは非常に有効な手段です。
電子薬歴を採用している薬局が多くなってきていますが、まだまだ手書き薬歴が手放せない店舗も多いでしょう。
手書き薬歴を手放せない理由として、PC操作に慣れていないスタッフが多いからという理由が多いと予想できますが、そういった慣れていない方向けの支援ツールもございます。
例えば、音声入力システム の「ENIFvoice 」です。
話すだけで入力される為、驚く早さで入力されます。
また、専門用語も一発で変換されてるため、キーボード入力よりも早いのではと思うぐらいのスピードです。
PC操作に慣れていないという理由で、電子薬歴が導入できないというお悩みであれば、ぜひセットで導入することも検討してみてはいかがでしょうか。

(参考) 音声認識薬歴作成支援システム ENIFvoice SP



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