薬剤師調査MMPR

Report : デキる管理薬剤師ラボ

掲載日:2015/04/24

デキる管理薬剤師への道(14) 業務改善事例 (5)


「デキル薬局長(管理薬剤師)への道」第14回目の記事です。

先般、厚生労働省より、薬剤師の管理下であれば無資格者の計数調剤(ピッキング)は違反では無いという見解を示されました。
「監査・服薬指導」は有資格者の薬剤師に最も求められる業務内容であるとともに、質のレベルアップが求められる部分であると思います。

そこで今回は「監査・服薬指導」時における業務改善事例をご紹介いたします。

【事例①】

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<改善事例項目>
認知症の方への説明方法

<【 改善前 】困っていたこと>
認知症患者さんに説明しても、すぐに忘れてしまうので、何度も繰り返し同じ質問を受け、何度も同じ説明をして確認しなければならなく、服薬指導に時間がかかっていた。

<【 改善後 】改善内容>
必要事項を簡単に箇条書きしてみせ、それを使って説明すると、説明時間が半減した。
話が戻っても、すぐに修正がきき、その紙も渡すことによって、後からでも確認できるようにした。


<【 改善後 】改善内容>
1回の説明につき、10分以上短縮できた。
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厚生労働省の推計発表によると、2025年までに認知症の患者は462万人、とその予備軍とされるMCI人口は400万人存在するとされています。
実に、65歳以上の4人に1人という数字です。
今後一層、認知症の方に対する服薬指導を行うケースが増えてくると予想されます。
こういった患者の状況に応じた服薬指導を行うと、時間削減効果だけでなく、患者の満足度も向上されるので、非常に良い取り組みであると感じます。


【事例②】

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<改善事例項目>
薬袋

<【 改善前 】困っていたこと>
薬袋を透明なユニパックにプリンターで印字した紙を入れるようにした。

<【 改善後 】改善内容>
窓口での監査しやすくなり患者さんから質問されたときにも裏返すだけでよくなりました。
以前は袋から取り出していました。
この影響かどうかわからないのですが渡したはずの薬が入っていなかったといわれることがほとんどなくなった。

<【 改善後 】改善内容>
袋から薬をとりだす手間
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袋から薬を取り出す一手間は、毎回の投薬に際して行うことなので、1回あたりの削減効果は薄いですが、積み重なると非常に大きな時間の削減になると予想できます。
普段何気なく使っているツールの一手間を加えるだけので効果がある為、手軽に取り組むことができる事例であると感じます。



今回「監査・服薬指導」における改善事例を一部ご紹介しましたが、今後周囲から求められる薬剤師の職責を果たすためには、最も求められる部分ではないかと感じます。
患者満足を上げるために、時間を削減するためにと是非試行錯誤していただければと思います。



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