薬剤師調査MMPR

Report : デキる管理薬剤師ラボ

掲載日:2015/03/27

デキる管理薬剤師への道(13) 業務改善事例 (4)

「デキル薬局長(管理薬剤師)への道」第13回目の記事です。

今回は調剤ピッキング時における業務改善事例をご紹介いたします。


【事例①】

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<改善事例項目>
繁忙日対策

<【 改善前 】困っていたこと>
一包化などが集中して来ると待ち時間が増え、一般の患者も長時間待たなければいけなくなる。

<【 改善後 】改善内容>
一包化などが集中して来る日のためにアナログだが、カレンダーに患者名を記載し、1週間前にピッキングして来局したらすぐに調剤できるようにしている。

<【 改善後 】改善内容>
待ち時間が約半分に短縮できた。
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曜日や時間帯によって変わる患者数ピークを予測し、事前に準備をする考え方は非常に効果的です。
今回は待ち時間削減効果があったようですが、それだけではなく、同じ作業をまとめて実施する事によって、作業時間の効率化も図ることができたのではないかと思います。
自薬局で繰り返し行う作業を洗い出し、同時に一度で作業できないかを検討してみてはいかがでしょうか。


【事例②】

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<改善事例項目>
手書きの薬袋をワード作成にして時間短縮

<【 改善前 】困っていたこと>
手書きの薬袋の希望者がいたので手間と時間がかかっていた。

<【 改善後 】改善内容>
wordでプリントしたものを薬袋に貼って、特定患者むけの薬袋を作成する(用意する)。
それにより個別のフォント(字の大きさ設定)や記入内容を設定できるようになった。(ひらがな専用患者や、個別の薬袋の番号希望者などがいる)
また、作成時間の省略が図れた。
さらにwordによる記録があるので前回からの改善や修正も容易になった。
患者さんも見やすくなったと思う。

<【 改善後 】改善内容>
5分→1分くらいの差はあるように思う。(分包で何枚もある患者1名に対して)
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上記事例は、繰り返し行う作業の一部を代替化・省略することで効率化が図られた事例です。
手書きで記入していた薬袋の記入内容をPCで作成することで、繰り返し記入する項目を省略することができ、時間短縮が図られています。


【事例③】

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<改善事例項目>
一包化薬の管理~介護人の手間を省くために~

<【 改善前 】困っていたこと>
ホチキスでとめていたのだが、取れやすい・破れてしまう・ホチキスが指に刺さるなどのトラブルを抱えていた。

<【 改善後 】改善内容>
テープのりでそれぞれくっつけるようにした。
漢方などをつけるのは結局手間がかかるが、一包化薬を重ねて付けるだけなら時間の短縮となった。
マグミットなどの休薬などの際にも、その分だけはがしてもらえ、分包フィルムが破けることもない。
介護人からもクレームはなく、服薬介助の際のホチキスの芯の混入・誤服用もなくなった。

<【 改善後 】改善内容>
大まかではありますが、セット時間は3/4ほどに短縮している。
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上記事例は、時間削減効果だけでなく満足度も向上した素晴らしい事例です。
日頃の患者や介護人のクレーム・要望が効果的な業務改善につながるヒントとなる可能性があります。


このように、ピッキング時は繰り返し同じ作業が発生するため、一つの行程を見直すだけでも、大きな時間削減効果や満足度向上が見込めます。
一度ピッキング業務の流れを洗い出し、一つ一つの工程を観察してみてはいかがでしょうか。
繰り返し行う作業の中に、「他と一緒にできる作業」や「他の方法に置き換えることができる作業」が見つかるかもしれません。
また利用者からの声に耳を傾けることも業務改善のヒントになるでしょう。

次回は、その他の「監査・服薬指導」時における業務改善事例をご紹介いたします。

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