薬剤師調査MMPR

Report : デキる管理薬剤師ラボ

掲載日:2015/01/22

知っておこう!医療用語解説「スペシャリティ・ファーマシー」

知っておこう!医療用語解説

  スペシャリティ・ファーマシー

 きわめて専門性の高い医薬品を扱う薬局として、米国で急拡大している形態。特殊な疾患向けの調剤のほか、糖尿病など一定の疾患領域に特化するケースもある。大手ドラッグ・ストアが傘下に所有し、新たな成長分野として捉えられている。

 スペシャリティ・ファーマシーでは、薬剤師が保険関連の業務を手掛けたり患者に自己注射教育をすることもあり、調剤はテクニシャンの手を借りている。スペシャリティ医薬品は低分子薬に代わって急速に処方を伸ばしているが、患者指導や副作用の管理などに注意が必要。保存や取り扱いにはコストがかかり、なおかつ高価である。こうした医薬品を専門に扱うことで、薬局としての存在価値や収益性を高めている。

 日本ではまだ明確に定義付けされていない。ただ、現在の薬局は調剤業務が中心で、薬剤師の職能を十分に発揮していないという批判がある。医薬分業のあり方や調剤医療費に対する風当たりも強く、今後の調剤報酬では在宅業務や高い専門性が手厚く評価されるだろう。そうした中、抗がん剤などハイリスク薬を主に扱うことで、相対的に高い報酬を得る時代の到来も予想される。

 薬局は機能分化が進み、在宅特化型や地域住民の要望に幅広く応えるドラッグ・ストアなど、特色が明確になってくる。スペシャリティ・ファーマシーもその一つとして、従来型の調剤薬局とは異なる価値を発揮することが期待されている。

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