薬剤師調査MMPR

Report : デキる管理薬剤師ラボ

掲載日:2014/09/26

デキる管理薬剤師への道(8) 店舗方針

「デキル薬局長(管理薬剤師)への道」、第8回目です。

店舗方針を策定することは、管理者における大きな仕事の一つです。

店舗方針を策定するにあたって、会社の方針や業務上の課題を踏まえて、いつまでに何を取り組むのか、具体的な方針を掲
げることがポイントです。
以下、管理者・一般職員に対して、「担当部門(店舗)の方針・ルールを明確にしているか」を問うアンケート調査を行い
ました。


Q.あなたは現場のリーダーとして、担当部門(店舗)の方針・ルールを明確にしていますか?



Q.あなたの管理者は現場のリーダーとして、担当部門(店舗)の方針・ルールを明確にしていますか?



上記のように、管理者と一般職員のアンケート結果には大きな差があります。
管理者本人としては方針を掲げているつもりでも、部下にはうまく伝わっていないことが読み取れます。

これには様々な要因があるかと思いますが、方針策定の仕方に工夫が必要かもしれません。

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策定の際によく出てくる似たような言葉ですが、『目的』『目標』『ゴール』の違いを説明できますか?
管理者が意識的にこれらの意味を分けて考えることが重要です。

目 的 ・・・ 成し遂げようとする事柄
目 標 ・・・ 目的を達成するために設けた目印・到達点
ゴール ・・・ 目的を達成するために設けた最終の目印・到達点


上記のようにそれぞれ意味が異なります。

定義だけではイメージが付きづらいと思いますので、富士登山で例示します。

仮に目的を「ご来光を見る」為に富士登山を行うことにしましょう。
ゴールは最終の目印なので「日の出時刻までに登頂できている状態」が求められます。
そして、目標は「深夜0時までに8合目の山小屋に到着している状態」や「20時までに5合目の登山口より登り始めている状態」等、
特定の時点で目的を達成するための目印を設けることができます。

部下に方針を示す際には、この『目的』、『目標(ゴール)』どちらも示すことが重要です。



◆◆

『目的』を示さず『目標』のみ示した場合、目標達成することに固執してしまい、本末転倒な結果になることがあります。

よくあるのが、待ち時間対策です。
待ち時間短縮を目標に固執しすぎるあまり、服薬指導の質が低くなり、結果的に患者の満足度が下がってしまったといったケース
があります。
そもそも待ち時間対策は「患者満足度を上げる」ことが目的です。
目標を目指してはいるものの、結果はが本末転倒なものに終わっています。

◆◆

一方、『目標』を示さず『目的』のみ示した場合、部下が具体的なアクションのイメージや期待水準のイメージが持てない可能性
があります。

例えば、『在庫金額の削減』を目的として掲げ、部下に指示出しした場合を考えます。
数ヶ月たっても中々在庫金額が削減されないと思っていても、部下からすると少し在庫金額の削減ができた為、達成できたと考え
新たな取り組みを行っていないかも知れません。
漠然とした『目的』だけだと、達成水準が曖昧のため、後から達成できたか判断することが出来ません。
結果、士気が下がり目的達成のための具体的な行動がとられないケースがあります。

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このように、『目的』『目標』はどちらも必要です。
管理者がこれらを充分に理解し、意識的に分けて考え、方針提示するよう努めましょう。





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