薬剤師調査MMPR

Report : デキる管理薬剤師ラボ

掲載日:2014/08/21

知っておこう!医療用語解説「薬価財源」

知っておこう!医療用語解説

  薬価財源

2年に1度実施される診療報酬改定と薬価改定で、診療報酬を引き上げるために薬価引き下げで得られる財源を用いること。従来から慣例的に行われてきたが、2014年度改定にあたって財務省からこうした方法に疑問が投げ掛けられた。医療関係団体は強く反発したが、最終的には切り離される格好となった。

同年度は薬価調査に基づく薬価財源が約5000億円あったが、消費増税に伴う薬価への上乗せ措置が取られたため、実際には2400億円に減少した。これを医療費ベースで計算すると0.63%となり、一方で診療報酬本体の引き上げ幅は0.73%だった。差し引き0.1%のプラス改定となったわけだが、診療報酬本体の引き上げはほとんどが消費増税への対応分。実質的に薬価財源は

ほとんど充当されなかったことになる。

年々増加していく社会保障費を、将来にわたってどのように適正化していくかは国家財政上の最重要課題。診療報酬引き上げはそれへの影響が大きいばかりでなく、患者の負担として跳ね返ってくる。15年10月に予定される消費税率10%への引き上げと翌年4月の診療報酬改定では、再び薬価財源を巡る攻防が繰り広げられる。


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