薬剤師調査MMPR

Report : デキる管理薬剤師ラボ

掲載日:2014/03/12

2014年診療報酬改定(6)病院・診療所と薬局の連携

デキる管理薬剤師ラボ(かんラボ)では、薬剤師、薬局のマネジメントに関する知識や、経営に関する情報など、管理薬剤師に役立つ情報を皆さんと一緒につくっていきます。

「2014年診療報酬改定」シリーズでは、診療報酬改定のポイントをピックアップします。
Vol.6は、「病院・診療所と薬局のお薬手帳による連携」です。

図 主治医機能の評価
お薬手帳に関して、病院・診療所においては「主治医機能の評価」で、医師はお薬手帳のコピーをカルテに貼付する等を行う等の要件が含まれました。

一方で、保険薬局において、お薬手帳を必ずしも必要としない患者に対する薬剤服用歴管理指導料の評価が見直されました。

そこで今回は、病院・診療と薬局のお薬手帳の連携を考えるうえで、「保険医療機関及び保険医療養担当規則(以下、療担規則)」を確認したいと思います。


療担規則は、保険診療を行うに当たっての、保険医療機関と保険医が遵守すべき基本的事項を厚生労働大臣が定めたものです。

そして、療担規則の『  (診療の具体的方針)第二十条 』には、 ロ 診察を行う場合は、患者の服薬状況及び薬剤服用歴を確認しなければならない。ただし、緊急やむを得ない場合については、この限りではない。 】  と記載されています(以下は、診療の具体的方針の抜粋画像です。画像をクリックすると全文のページ「総務省」に遷移します。)

保険医療機関及び保険医療養担当規則 診療の具体的方針


これが定められた背景は「平成20年度 診療報酬改定」に遡ります。

「お薬手帳」を用いた情報の管理と共有という項目で、基本的な考え方として以下のように記載され、療担規則が改正されました。

後期高齢者(75歳以上)は、複数の診療科を受診し、服用する薬剤の種類数も多くなることから、相互作用や重複投薬の防止のため、保険医は、診察に当たって、やむを得ない場合を除き、服薬状況や薬剤服用歴を確認することとする。

また、保険薬剤師は、調剤に当たって、患者の服薬状況及び薬剤服用歴を確認することとする。

併せて、後期高齢者が服用する薬剤に関する情報の管理と共有のため、いわゆる「お薬手帳」を医療機関等が活用する方策を推進する。


つまり、療担規則に含まれた経緯は、相互作用や重複投薬の防止のため、医師は患者の服薬状況及び薬剤服用歴を確認することでした。
そしてこの療担規則は今も変りません。

この目的のために、お薬手帳をどのように活用するか、患者さんへの啓発をどのように実施するか、施設内で話をされてみてはどうでしょうか?

以下は、平成20年診療報酬改定の中医協の説明資料です。
お薬手帳を用いた情報共有



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「2014年診療報酬改定」に関する関連資料
・Vol.6 病院・診療所と薬局の連携(上述)

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