薬剤師調査MMPR

Report : デキる管理薬剤師ラボ

掲載日:2014/02/12

2014年診療報酬改定(3)調剤報酬に関する改定ポイント

デキる管理薬剤師ラボ(かんラボ)では、薬剤師、薬局のマネジメントに関する知識や、経営に関する情報など、管理薬剤師に役立つ情報を皆さんと一緒につくっていきます。

「2014年診療報酬改定」シリーズでは、診療報酬改定のポイントをピックアップします。
Vol.3は、「調剤報酬に関する改定ポイント」です。

2014年2月12日の答申について、調剤に関する要旨は以下のとおりでした。

【1】調剤基本料の特例の見直し
「調剤基本料」への特例(下記)を追加し、その点数を25点の算定とする。
特例:処方箋の受付回数が1月に2,500回を超え、かつ特定の保険医療機関からの集中率が90%を超える。
(但し、単独薬局での24時間開局が可能な場合は原則の41点が算定可能)

【2】妥結率が低い保険薬局等の適正化
妥結率が5割以下の場合は、「調剤基本料」を所定点数にかかわらず受付1回につき31点(特例の場合19点)とする。

【3】在宅薬剤管理指導業務を推進
  1.基準調剤加算の見直し
「基準調剤加算」へは、基準1の点数を前回10点→今回12点、基準2の点数を前回30点→今回36点とする。

基準調剤加算 1 の算定要件追加は次のとおり
・近隣の薬局と連携して、24時間調剤や在宅患者に対する薬学的管理及び指導を行う体制の整備。
・麻薬小売業者の免許を受けている。
・処方箋の受付回数が1月に4,000回を超える薬局については、特定の保険医療機関からの集中率が7割以下であること。 

基準調剤加算 2 の算定要件追加は次のとおり
・単独薬局のみで24時間調剤や在宅患者に対する薬学的管理及び指導を行う体制の整備。
・在宅患者に対する相当の実績を有している。
・診療所又は病院、訪問看護ステーション、その他保健医療サービスなどとの連携体制の整備。

  2.無菌製剤処理加算の対象範囲の評価・見直し
無菌調剤室を借りて無菌調剤した場合の算定要件の緩和。医療用麻薬も無菌製剤処理加算の対象に含める等。

  3.在宅患者訪問薬剤管理指導の評価の見直し
「1 同一建物居住者以外の場合」の点数を、前回500点から今回650点とする。
「2 同一建物居住者の場合」の点数を、前回350点から今回300点とする。
また、上記1と2を合わせて、患者1人につき月4回(がん末期患者及び、中心静脈栄養法の対象患者は週2回かつ月8回)とし、さらに、保険薬剤師1人につき1日5回に限り算定する。
無菌製剤処理加算の点数を変更する。

【4】 後発医薬品調剤体制加算の要件見直し
「後発医薬品調剤体制加算」は、新指標で後発医薬品の調剤数量の割合が、
 55%以上 ⇒ 基準1  18点
 65%以上 ⇒ 基準2 22点 の2区分とする。

ただし上記共に、 当該保険薬局において調剤した薬剤の規格単位数量に占める「後発医薬品のある先発医薬品及び後発医薬品」を合算した規格単位数量の割合が50%以上であること。 

【5】薬剤服用歴管理指導料の見直し
・お薬手帳への注意すべき事項を手帳に記載しない場合、所定点数(原則41点)にかかわらず34点を算定する。
・服薬状況並びに残薬状況の確認及び後発医薬品の使用に関する患者の意向の確認のタイミングを調剤を行う前の処方箋受付時とするよう見直す。

【6】消費税増税への対応策
・調剤基本料の引き上げ(前述の点数に含まれております)
・一包化加算の引き上げ(1調剤につき)。
 56日分以下の場合(7日分につき) 前回30点→今回32点
 57日分以上の場合 前回270点→今回290点
・無菌製剤処理加算の引き上げ。


以下に「平成26年度診療報酬改定の概要(平成26年2月12日版) 厚生労働省保険局医療課 作成」の資料から調剤報酬と関係が深い箇所を抜粋紹介します(上記項目タイトルと対応しています)。

【1】調剤基本料の特例の見直し
門前薬局の評価の見直し
【2】妥結率が低い保険薬局等の適正化
調剤報酬 妥結率評価の見直し

【3】在宅薬剤管理指導業務を推進
在宅薬剤管理指導業務
在宅薬剤管理指導業務の推進2

【4】 後発医薬品調剤体制加算の要件見直し
後発医薬品の使用促進策

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