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Report : 薬剤師3分トピックス

掲載日:2019/01/31

imadoki女子薬コラムvol.33「出産レポート②」


私 薬剤師 紗耶華が実践していること、気になったこと、オススメしたいこと、

また私が感じていることなどを写真と共にお届けします。

みなさまの日常のプラスになれば幸いです。どうぞ皆様、お付き合いくださいませ。


- vol.33 「出産レポート②」 -

***前回コラムの続きとなります***

12月9日(日)、9時

子宮口は開いているが、頭が骨盤にはまらない。

今から促進剤を使ってもはまらないままの場合は、帝王切開になると説明を受ける。

帝王切開になる確率は8割。

私の骨盤の大きさが小さいため「もしかすると帝王切開になるかも」と事前に言われていたので「やっぱりか」という感じ。


12月9日(日)、11時半

帝王切開に切り替えるかの判断を迫られる。

私の目的は「赤ちゃんを無事に産むこと」

出産方法にこだわりなし!

帝王切開への切り替えをお願いする。

「分娩停止」「手術同意書」に夫と共にサイン。

緊急のため、横切りではなく縦切りでもよいか聞かれるので、なんでも良いと答える。

私のお腹なんてどうでもいい。

「帝王切開だと開始からどのくらいで産まれますか?」との質問に「5分」と言われ、夫婦揃って「早っ!」と驚き。

私たち夫婦の愛犬はフレンチブルドッグ。

フレンチブルドッグは帝王切開で出産する犬種のため「ウチの子はみんな帝王切開産まれだね」なんて、ここでものんきな会話。

私の場合は、無痛の処置が既に施されていたため、帝王切開の準備はすぐに整い、手術室へ移動。

手術室に向かうとき「最後に握手を」なんて看護師さんから言われ、夫と握手。

「最後って?私、死にませんよね?」と心で突っ込み。

夫も「最後ってなんだよ」と思っていたらしい。

手術室に入ると、何故かアナと雪の女王の曲が…(笑)

胎教にモーツァルトを聞いていたため「モーツァルトにしてくれないかなぁ」と思ったその時、誰かが「ボリュームが大きい」と言い、気付くと手術室は無音になっていた(笑)

手術開始後、すぐに赤ちゃんが取り出され、元気な産声にホッとする。

「私たち夫婦を親にしてくれてありがとう。早くパパに抱きしめてもらってね」と開腹されたままの私はすぐに我が子を見送る。

初めて目にする我が子との対面は一瞬で終わったが、泣くには十分な時間だった。

溢れる涙を看護師さんが拭いてくれた。

感動の中「赤ちゃんは元気ですか?」と聞くと「私たちはここに付いてるから赤ちゃんのことは小児科の人にしかわからないの」と言われ「確かに!」と冷静になる。


12月9日(日)、12時8分

3324グラム、50センチの女の子。

のちに「12月9日、12時9分がよかったね。1分くらい誤魔化してくれてもいいのにね。」と訳のわからない会話をする家族。

弟が「3324グラムって、ササニシキだよね。予定日前なのに大きいね。」とか言い出す。

「私の娘はお米じゃない」と突っ込む。


12月9日(日)、出産当日

寝たきりで終わる。

我が子を抱き締めることすら出来なかった。

病室に戻ると寒さで身体がガタガタと震える。

震えて寝たきりでいる私を、家族はどれ程心配していたのかと思うと、申し訳なさでいっぱいになる。

私は、いつまで周りに心配をかければ気が済むのだろうか。


12月10日(月)、深夜0時

汗だくで目が覚める。

熱のせいかと思いきや………

「この部屋、すごく暑いです。厚手の布団までかけてますもんね」と看護師さんに言われる。

暖房の中、私は厚手の布団までかけていた。

寒くて震えていたので、誰かが私のためにそうしてくれたのだろう。

実際、39度熱があったため、アイスノンを使用する。


12月10日(月)、帝王切開の翌日の朝

歩行練習が始まる。

はじめはビクビクしたが、普通に歩けた。

すたすた歩く私に看護師さんが口を揃えて「痛くないの?」と聞く。

そう、私は痛みに強くタフだったのだ。

「いつもなら「痛くても少しずつ歩いてね」って伝えるんだけど、◯◯さんはあんまり歩きすぎないように気を付けてね」と言われる。

妊娠中も特に問題なく、元気に動けていた私。

丈夫な体に産み、育ててくれた両親に心から感謝。


12月10日(月)、11時

我が子を初めてちゃんと抱き締めた。

いとおしい。

大切な大切な宝物がまた一つ増えたことを実感。

この時、助産師さんが写真を撮ってくれるも、自分の不細工っぷりに愕然とする。

受け止めきれない現実を突きつけられた(笑)

以上が、私の出産記録。

********** ***** ***** *****

私が今回の出産で感じたこと。


出産方法は、人それぞれ。

「痛みを乗り越えてこそ母親」という考えで、無痛分娩を否定するのは止めて欲しい。

痛みがあってもなくても、親は親。

自然分娩がいい人は、自然分娩を選べばいいし、

無痛分娩を選びたければ、無痛分娩を選べばいい。

誰かが他人の出産方法を否定してはならない。

そして、今回「帝王切開も立派な出産だから」と説明してくれた医師から感じたのは、帝王切開で出産することも、否定されることがあるという事実。

帝王切開で産まれた子は免疫力が…とか、色々言われるのだろうか。

出産方法は本当に人それぞれ。

おかれている環境も人それぞれ。

どんな出産をしても、我が子は可愛い。

私は、少しの陣痛と無痛と帝王切開を一気に経験して、自分の選択に後悔なし!

だって、すごぉーく楽しい出産だったもん!




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