先日、私が薬を渡した親子の会話。
処方されていたのは、抗生物質(粉)。
息子「えー、これ苦い薬だ。飲みたくない!」
母親「飲まないと良くならないわよ?わがまま言ったらサンタさん来ないわよ?」
息子「お母さん、前も「良い子にしないとサンタさん来ない」って言ったけどサンタさん来たもん!わがまま言ってもサンタさんはちゃんと来るって知ってるもん!」
と、得意気な息子。
お母さんは私の顔を見て苦笑い。
はい。お母さんの負け。(笑)
優しいサンタさんで良かったね。
12月になると、綺麗なイルミネーションとクリスマスソングで街中は一気にクリスマスモード。
華やかなライトの中を楽しそうに行きかう人々を見て、「また一年が終わるのかぁ」と少し寂しさを感じる時も…。
何の疑問も抱くことなく、純粋にサンタクロースを信じていた私はある日「サンタさんからお金を預かったから、○○(弟)のウルトラマンの人形を○○デパートで買って、車のトランクに入れておいてくれない?」と両親から依頼を受けました。
「そうか。クリスマスでサンタさんも忙しいから、お金をくれることもあるのか。」と思ったこと。また、弟には内緒で一人電車に乗って買い物に行き、触ったこともない車の鍵を預かったことに、とてもワクワクしたのを今でもはっきりと覚えています。
弟が入手困難なウルトラマンを欲しがったため、やっと見つけたものの両親はどうしてもプレゼントを買いに行く時間が無く、苦渋の決断で私に頼んだと知るのは、この数年後でした。
「サンタさんは居ないのよ」ではなく「サンタさんからお金を預かった」というギリギリ?私がサンタさんの存在を否定しないで済む説明をしてくれた両親に今は感謝。
大切な人を想う気持ちがあれば、だれでもサンタさんになることが出来ます。
もしかしたら、サンタさんはいつも私たちの一番近くに居てくれるのかもしれません。
2016年、このコラムを読んでくださった方、本当にありがとうございます。
この場所があることに、心から感謝しております。
また来年もお付き合いいただけると嬉しいです(*^_^*)
2017年が素敵な一年となりますように…。
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