今年も残すところ、あと少し…。
年末年始は「忘年会」「新年会」と題し、お酒を飲む機会が増える方も多いのではないでしょうか。
アルコール健康障害対策を総合的かつ計画的に推進していくことを決めた「アルコール健康被害対策基本法」が
平成25年12月に成立し、平成26年6月に施行されました。 11月10~16日をアルコール関連問題啓発週間としています。
適量のお酒を飲む方は、まったくお酒を飲まない方と比べると、脳梗塞や虚血性心疾患、Ⅱ型糖尿病になりにくいという
データもあり、「お酒は万薬の長」ともいわれます。 しかし、1日当たりの純アルコール摂取量が男性40g 以上、女性20g
以上の方は生活習慣病のリスクを高めることがわかっていますので、飲み過ぎは禁物。 「お酒は毒薬」「お酒は万病のもと」
といわれないよう、お酒は程ほどにしましょう。
アルコール脱水素酵素とアセトアルデヒド脱水素酵素は遺伝子レベルで決まっているため、遺伝子を検査することで、
これらの酵素を多く持っているか、または持っていないを知ることが出来、お酒を飲めるか、飲めないかの判断に役立ちます。
日本人の約40%がアセトアルデヒド脱水素酵素の活性が弱いことが知られており、およそ6%が活性を持たないことが
わかっています。
写真は、今回私が利用したほほの内側を専用綿棒で擦って容器に入れポストに投函するだけで、簡単にアルコール代謝能
を調べることが出来るアルコール体質検査キットです。 自身のアルコール代謝能を知っておくことで、アルコール依存症や、
急性アルコール中毒、咽頭がんや食道がんへの危険性を認識することが出来ます。 この機会に是非、お試しください。
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