薬剤師調査MMPR

Report : 薬剤師3分トピックス

掲載日:2015/06/19

イマドキ女子薬剤師事情~「現在関心のある医薬品」

今年も、もうすぐ折り返し。年を重ねるほど、月日の流れを早く感じます。

次から次へと発売される新薬。発見される新たな作用。

私が学生の時には習わなかった薬が、市場にあふれています。

今回は現在、関心のある医薬品に関するアンケートです。

では、結果を見てみましょう。


1位は17.8%とダントツでタケキャブ(ボノプラザンフマル酸塩)。

『カリウムイオン競合型アシッドブロッカー、プロトンポンプインヒビター』発売日2015年2月26日。今までのPPIよりも、ピロリ菌の除菌率が高いことで注目を浴びているようです。今までのPPIよりも酸に安定で、遺伝子多形が多いとされるCYP2C19の影響を受けないという点でも、今後の活躍が大いに期待されています。でも、切れ味の面だけでなく従来からの制酸剤でいい方までこの薬に置き換わっていいのかは、費用対効果の面などからもちょっと考えさせられます。

2位は9.8%でベルソムラ(スボレキサント)。

『オレキシン受容体拮抗薬、不眠症治療薬』発売日2014年11月26日。近年、不眠を訴える方は増加しています。より自然に近い眠りを求めて不眠症治療薬の開発が進んでいるようです。従来のベンゾジアゼピン系薬剤などとの使い分けができるといいですね。

3位は4.2%でベピオゲル(過酸化ベンゾイル)。

『尋常性ざ瘡治療薬』発売日2015年4月1日。この薬のおかげで、日本の遅れていたニキビ治療が海外においついたと言われています。発売日からまだ3か月も経っていないニキビ治療薬ですが、注目は大きいようです。

4.2%で同じく3位のスーグラ(イプラグリフロジン)。
『選択的SGLT2阻害薬、2型糖尿病治療薬』発売日2014年4月17日。国内初のSGLT2阻害薬。発売当初は「この薬を飲めば痩せるのでは?」と注目された時もありましたね。ダイエット薬としての使用は危険。死亡例も報告されています。

5位は3.0%でシダトレン(標準化スギ花粉エキス原液)。

『スギ花粉症の減感作療法(アレルゲン免疫療法)薬』発売日2014年10月8日。「緊急時に十分に対応できる医療機関に所属し、本剤に関する十分な知識と減感作療法に関する十分な知識・経験を持ち、本剤のリスク等について十分に管理・説明できる医師のもとで処方・使用すること。薬剤師においては、調剤前に当該医師を確認した上で調剤を行うこと」と警告が出ています。一時、マスコミが注目したことで、患者さんから花粉症の時期に「新しい花粉症の薬はどうなの?」と質問されたこともありましたが、花粉が飛散している時期では治療を始めることが出来ないため、私の場合は説明だけで終わってしまいました。のど元過ぎれば…では、ないのですが、若い人には使用を勧めたくても、花粉症の季節が終わりどうされたか気にはなっているのですが…。再度、これから患者さんに働きかけたいと思います。

新しく発売になる薬。
新たな作用機序。
薬剤師の勉強にゴール無し。
たくさんの情報が溢れる今、私たち薬剤師は多くの情報から正しい情報を、根拠をもって選択しなくてはいけないようです。

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