今回はタブレット端末(iPad等)を用いた「患者さんへの情報提供」への関心について。
「イマドキ女性薬剤師事情」というタイトルでコメントを書いているのですが、実は私、ハイテク機械が苦手なのです。パソコンもスマートフォンも上手に使いこなせているといえる自信がありません。イマドキではなく、実はレトロ感満載なのです。
今回のアンケート結果ですが、タブレット端末について、62%の方が「関心があり、今後実施したい」。10%の方が「関心があり、既に実施している」と回答しています。
大半の方がタブレット端末に関心を抱いているという結果です。そのなかでも、特に20~30代女性と男性は特に興味を抱いている方が多いようでした。
その一方で7%の方が「関心はなく、あまり実施したくない」、3%の方が「関心はなく、今後も実施しない」と回答しています。
タブレット端末の良い点としては、動画や画像、映像で視覚的に見ることが出来るため、わかりやすい。情報の管理や共有が便利。との意見が多く見られました。
そうですよね、患者さんにお渡ししたいと思ったパンフレットが見つからない。そんなとき、タブレット端末を利用すれば、すぐに見つけることも可能。また映像での情報提供は、説得力が高いですよね。「百聞は一見にしかず」とはよく言ったものです。
改善すべき点として、個人情報の流出、ネット環境の確保、情報が患者さんの手元に残らないなどがあげられています。現実問題としては、費用とバッテリーの時間が短い、などを改善して欲しいとの意見も多くありました。仕事中、急いでいる時に限ってパソコンがフリーズしてしまい、イライラし、焦って操作を急ぐと、またフリーズ…。そんな経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私たち薬剤師がやるべきこと、やらなくてはいけないこと…。
【的確な情報提供】それは、昔も今も変わっていないことで、これからも重要なことだと思います。機械の進歩は、薬剤師の仕事をより効率よくしてくれるはずです。時代に置いていかれないために、より安全で正しく薬を使ってもらうことために必要なこととは…。 効率化を求めて、機械に頼る部分と、時間をかけてでも行わなくてはいけないことを見極めなくてはいけないのかもしれません。
説明のための手書きのイラスト。そんな手書きのイラストや紙のぬくもりにホッとする患者さんの存在も忘れたくないものです。
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