薬剤師調査MMPR

Report : 薬剤師3分トピックス

掲載日:2014/09/01

イマドキ女子薬剤師事情~「スキンケアについての調査」(2)


薬剤師の紫外線対策についてのお話、第2回です。


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◆人気のSPF値とPAは?

 

一番使用率の高いSPF値は、性別・年代関係なく1位はSPF30~50。2位はSPF20~30。

以前は、SPFの数字を争い、各メーカーがSPF値の高い商品を発売していた時もありましたが、

2000年1月からはSPF50を最大とし、50以上についてはSPF50+と記載されるようになりました。

無用な企業間競争に踊らされることがあってはいけませんよね。

実際の使用にあたっては、いつでもどんな時もSPF値が高いほうがよいように思われます。

が、それは小雨の時に長靴を履くようなもので、日常生活においては高いSPF値の日焼け止めは使い

勝手が悪いとされています。

日常生活では、SPF20~30の方が使いやすく、香りなどもよいものが多いようです。



PAも性別年代関係なく1位は【+++】。

2位は20~30代女性、40代以上の女性で【++】。

2013年1月から【++++】が解禁されていますが、実際の利用率はそこまで高くないようです。

 

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ところでそもそも、「SPF」と「PA」とは?

SPF:UV‐B防止効果。

PA:UV‐A防止効果。

では、UV‐AやUV‐Bって何?というと、次の通り。

UV-C:大気層(オゾンなど)で吸収され、地表には到達しません。

UV-B:ほとんどは大気層(オゾンなど)で吸収されますが、一部は地表に到達します。皮膚や眼に有害であり、

皮膚がんの原因になります。

オゾン層の影響を受けることから、オゾン層破壊が問題となっている今、UV-Bの増加が懸念されています。

UV-A:UV-Bほど有害ではないといわれていますが、長時間浴びた場合は健康被害を起こします。

(ただし、皮膚がんに関して、日本人は白色人種に比べて紫外線の影響が少ないことがわかっています。)

 

◆紫外線とうまく付き合おう

 

お肌の大敵と嫌われる紫外線ですが、一方で紫外線はビタミンDの合成に欠かせません。

紫外線すべてをカットすればよいというわけではないのです。

個人差もありますが、日本の緯度では、両手の甲くらいの面積が15分間日光にあたる程度、もしくは日陰で

30分間くらい過ごす程度の紫外線は、ビタミンD合成に必要だといわれています。

しかし、沖縄と札幌では紫外線の強さは違いますので、東北や北海道ではもう少し紫外線にあたる時間が

必要ではないかと思います。

また、日焼け止めの種類には、紫外線吸収剤と紫外線散乱剤があります。

紫外線吸収剤は白くならないという特徴がある一方、アレルギー反応を起こすケースも…。

紫外線散乱剤は少し白くなりますが、アレルギー反応を起こしづらいといわれています。

薬剤師として、紫外線の働きの良い面と悪い面、両方を見つめ、もし患者さんに日焼け止めの選び方の

相談などを受けた場合は、SPF、PA、紫外線吸収剤と紫外線吸収剤などの違いからも、それぞれに合っ

た日焼け止めの使い分けをオススメしたいものです。

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・イマドキ女子薬剤師事情~「スキンケアについての調査 」 (第2回)(上述)




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