掲載日:2014/04/04
2014年4月、「病院」の薬剤師の仕事は?
トピックス
2014年4月に、病院勤務の薬剤師の仕事は、
- 花粉の対策、外来患者の指導、パンフレット・冊子の作成
- 薬価改定に伴う医薬品管理、新人教育、研修 など
薬剤師調査MMPRの調査結果から色々なトピックスをご紹介!
今回は病院に勤務する薬剤師に実施した「2014年4月の仕事(業務)」についてご紹介致します。
調査概要
調査方法 :インターネット調査
調査対象 :薬剤師調査MMPR会員(薬剤師)
有効回答数 :103サンプル
調査期間 :2014年3月1日から3月20日
調査結果
患者さんへの取組と管理業務で、2014年4月に実施する業務(予定している業務)について自由記述のアンケートを実施しました。
自由記述の結果から頻出するキーワード(単語)を抽出すると、
患者さんへの取組で、「花粉の対策」「外来患者の指導、パンフレット・冊子の作成」
管理業務で、「薬価改定に伴う医薬品管理」「新人教育、研修」
などの回答が多くありました(図1、図2参照)。
実際の回答内容としては、患者さんへの取組で、
- 花粉症対策のパンフレットを窓口におく。PMDAの副作用が起こったときの対応についての紹介を行う
- 花粉症治療薬の発症前からの服用の必要性について説明する。
- 花粉飛散状況
- 退院後在宅で生活できる患者が増えるように薬を自己管理できるようにする、理学療法による吸入リハのためのフォローをする。
- 病棟薬剤業務加算を取り、週に1回以上の薬剤管理指導を行い、患者とのコミュニケーションアップ
- おくすり相談コーナーの開設。
- 内服抗癌剤に関するパンフレットを作成し、服薬指導に役立てる
管理業務では、
- 新人指導や既存職員の再指導を行いスタッフのレベルアップをはかる
- 年度末における業務引き継ぎを円滑に進めること
- 病院採用薬の医療スタッフ向けの研修をおこなう
- 新採用者に向けて安全管理の基本方針を伝達
- 薬価改定後の在庫管理の徹底と、不動薬剤チェックおよび処方促進策策定
- 薬価改正に伴う、薬品データベースの改正。
- 診療報酬改定に伴い、がん化学療法の説明体制の構築
- 新規採用医薬品の看護師への勉強会
などの回答が有りました。
現在、PMDAでは一般の方が、
オンラインで医薬品による副作用報告をすることができます。試行期間中でEmailのアドレスが必要ですが、オンラインでの内容等をご覧になってはいかがでしょうか。
以下は、参考の図です。図1、2 病院勤務の薬剤師の「患者さんへの取組」、「管理業務」