掲載日:2014/03/03
2014年3月、「薬局」の薬剤師の仕事は?
トピックス
2014年3月に、薬局勤務の薬剤師の仕事は、
■患者さんへの取組で「花粉症対策、お薬手帳活用、インフルエンザ予防の啓発」「ジェネリック医薬品の変更啓発」
■管理業務で「診療報酬改定の内容理解・準備」、「消費税増税への対応」、「在庫管理・在庫削減」
薬剤師調査MMPRの調査結果から色々なトピックスをご紹介!
今回は保険薬局に勤務する薬剤師に実施した「2014年3月の仕事(業務)」についてご紹介致します。
調査概要
調査方法 :インターネット調査
調査対象 :薬剤師調査MMPR会員(薬剤師)
有効回答数 :160サンプル
調査期間 :2014年2月5日から2月26日
調査結果
患者さんへの取組と管理業務で、2014年3月に実施する業務(予定している業務)について自由記述のアンケートを実施しました。
自由記述の結果から頻出するキーワード(単語)を抽出すると、
患者さんへの取組で、「花粉症対策、お薬手帳活用、インフルエンザ予防の啓発」「ジェネリック医薬品の変更啓発」
管理業務で、「診療報酬改定の内容理解・準備」、「消費税増税への対応」、「在庫管理・在庫削減」
などの回答が多くありました(図1、図2参照)。
実際の回答内容としては、患者さんへの取組で、
・花粉症対策関連商品(マスクなど)の置き場の工夫
・花粉症のカレンダーを設置する。
・花粉症早期対策の有効性について啓蒙していく
・お薬手帳の大切さの説明
・お薬手帳の会計変更についての告知
・予防接種の切れたころにインフルエンザが再度でてくるので注意喚起
・市町村からGE変更依頼がきている患者・生活保護受給者対象にGE変更希望の再調査
管理業務では、
・調剤報酬改定準備(後発品使用率アップへの取り組み)
・診療報酬改定についての理解と店舗方針をスタッフへの説明・確認
・消費税増税に伴う値札、レジスター設定等の対応
・消費税の増税と、薬価改定に向けて、在庫の調整。
・在庫の引き締め(不動在庫の返品・在庫量の縮小)
・診療報酬改定、薬価改定の2つが重なるので、新人さんへの薬の在庫管理、棚卸しの研修
・薬価改正と消費税増のため、購入量を最小限に&在庫量の見直し。
また、その他の回答で
・新型インフルエンザ特別対策措置法に関する薬局の登録手続き
という回答もありました。
登録事業者は、事業継続計画を作成する必要がありますが、
登録の有無に関わらず、作成しておくと組織体制の強化になりそうです。
以下は、参考の図です。
図1 薬局勤務の薬剤師の「患者さんへの取組」
図2 薬局勤務の薬剤師の「管理業務」