薬剤師調査MMPR

Column : 連載コラム

掲載日:2018/01/09

vol.69 業界動向と新年の抱負

業界動向と新年の抱負


新年あけましておめでとうございます。

歳をとるとあっという間に1年が過ぎていきます。今年はどのような年になるのでしょうか。

昨年暮れになって慌ただしく調剤報酬改定のことが動いています。


 ・薬価が下がる
 ・技術料が下がる
 ・基本料が下がる


下がる話ばかりで、上がる要素が出てきません(幾分上がるものもあるのでしょうが)。

2016年度の調剤報酬医療費のデータが9月15日に公表されましたが、7 兆4,395 億円(伸び率(対前年度同期比▲4.9%)であり、処方せん1 枚当たり調剤医療費は9,015 円(伸び率▲5.6%)でした。その内訳は、技術料が1 兆8,490 億円(伸び率+1.1%)、薬剤料が5 兆5,778 億円(▲6.7%)、特定保険医療材料料が128 億円(+0.9%)でした。2016年薬価改定、後発医薬品の推進がもろに現れています。今までは薬価を下げる財源をもとに診療報酬や調剤報酬があげられていましたが、2016年はそのようなやりかたをやめましたので、薬価が下がった分、全体的に見れば売上は下がっています。


それから処方箋枚数は全国的には減少傾向に入ってきています。長期処方が多くなったということも要因ですが、人口が減少していますから、じわじわとボディブローがきいてきます。


財務省の中では、地域単価をいれてはどうかなどの議論も出ています。介護報酬には地域単価の考え方が入っていて、東京23区が一番高いです(しかし、薬局が行う居宅療養管理指導費は全国一律1単位10円)。現在は診療報酬、調剤報酬ともに全国一律の単価です。人口が増え、国が伸びていっている時にはよかったのですが、全国一律に考えてはうまくいかない時代にこれから入っていきます。


それから働き手も減ってきています。他の産業では働き手がいなく、今までと同じサービスができない、あるいは業務縮小のところもあります。人口減といってもこれからは生産年齢人口が減っていきます。


しかし薬剤師は増えています。平成28 年12 月31 日現在における全国の届出薬剤師数は301,323 人で、初めて30万人を超え、平成26年と比べると13,172 人増えています。薬局の従事者だけでみますと、172,142人で、平成26年と比べると10,944人増えています。


薬局もずっと増え続けています。現在59,000軒と言われています。人口減少のところに薬局、薬剤師数のみが増えていくこのアンバランスをどう見ていくのかが重要です。薬局の役割があります。インフラとしての薬局の機能を活かしていかなければなりません。保険調剤だけではない薬局の価値を見い出していかねばなりません。


今年もインフラとしての薬局の機能構築のための仕事をしていきます。
どうぞよろしくお願いいたします。





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