薬剤師調査MMPR

Column : 連載コラム

掲載日:2017/01/31

vol.64 健康サポート薬局始動!




2016年10月から健康サポート薬局の届出が始まりましたが、皆さんの薬局ではいかがでしょうか。
私が代表理事を務めております日本コミュニティファーマシー協会に届出受理の報告のあった薬局は、2017年1月20日現在9件です。
それらの薬局は、健康サポート薬局の話が出る前に、健康サポート機能を兼ね備えていた薬局で、去年の夏のコミュニティファーマシーフォーラムでは発信の報告をしておりました。
10月以降健康サポート薬局の研修を受けて、その研修修了書を待って届出をした薬局です。

 ただ、全国的に見ますとまだ届出受理をしていない県も認められるようで、2016年12月末、届出のあった都道府県は31都道府県で、113薬局というところです。
これから伸びることを期待しますが、厚生労働省のかけ声とは裏腹に、健康サポート薬局の届出の出足が遅いようで、どうなることかとヤキモキの状況です。
健康サポート薬局は立ち消えになる・・・などの話もでていて、縁起でもない!と思ってしまします。

 健康サポート薬局の届出事項で難しいのは認定研修ですが、現在5団体が薬学会の認定を受けています。
公益社団法人日本薬剤師会・公益財団法人日本薬剤師研修センター、特定非営利法人Healthy Aging Project for Women、一般社団法人日本保険薬局協会、一般社団法人上田薬剤師会、一般社団法人日本共創未来人財育成機構が行っています。
日本薬剤師会の研修が一番手軽でいいかと思われるのですが、人数を絞ったりしているため、なかなか受講が難しいようです。
そんな時に他の研修等も考慮されるとよいかと思います。

 そして届出の際に実績が必要なものとして、次のようなものがあげられています。

<かかりつけ薬局としての基本的機能>
在宅の実績が必要です。在宅に関する直近1年間の薬歴や薬学的管理指導計画書の写しがいります。

<健康サポート機能>
・健康相談会の実施記録(取り組みの概要、参加人数、場所、日時等がわかるもの)
(ア)薬剤師による薬の相談会の開催や禁煙相談の実施
(イ)薬剤師による健診の受診勧奨や認知症早期発見につなげる取組
(ウ)医師や保健師と連携した糖尿病予防教室の開催
(エ)管理栄養士と連携した栄養相談会の開催

月1回程度の実施が望ましいと言われています。
行ったら記録しておきます。

・薬局において取り組みを発信していること等の実績が確認できる資料
(ア)地域の薬剤師会等での学術大会や勉強会での発表、地域の薬剤師会広報誌への掲載
(イ)医学薬学等に関する学会への発表や学術論文の投稿
(ウ)健康増進に関する情報発信を目的としているホームページ
    (例えば、スマート・ライフ・プロジェクトの活動報告のホームページ http://www.smartlife.go.jp/
(エ)地域の住民向け広報誌など様々な媒体を活用した情報発信

スマート・ライフ・プロジェクトのHPを見ますと各薬局で発信している様子が見て取れます。

・地域の薬剤師会との密接な連携を取り、地域の行政機関及び医師会、歯科医師会、薬剤師会等が実施又は協力する健康の保持増進その他の各種事業等への参加実績または参加予定が確認できる資料
(事業の概要、参加人数、場所及び日時並びに当該薬局の薬剤師の参加内容がわかるもの)

(ア)地域の職能団体による健康の保持増進の地域住民向けイベント等の開催への協力。
(イ)学校等を通じた、児童生徒に対する医薬品の適正使用の講演等。
(ウ)老人クラブ等を通じた、高齢者に対する医薬品の適正使用の講演等。
(エ)地域の行政機関や関係団体等を通じた、地域住民に対する健康の保持増進に係る啓発イベント。

実績の必要な物は以上ですが、それ以外に重要なものが、医療機関その他の連携機関の紹介先のリストです。
当該リストには、地域における医療機関、地域包括支援センター、介護事業所、訪問看護ステーション、健康診断や 保健指導の実施機関、市区町村保健センター及び介護予防・日常生活支援総合事業の実施者が含まれていること。
当該リストは、医療機関その他の連携機関の名称、住所及び連絡先(電話番号、担当者名等)が記入できる様式としておく必要があること。
当該リストには、薬局から医療機関その他の連携機関への連絡手段、紹介方法の活用の希望の有無等)等を具体的に盛り込むことが望ましいこと。
リストの作成に当たっては、地域の実情に応じ、日常生活圏域(例えば中学校区)の医療機関その他の連携機関が網羅的になるよう努め、特定の医療機関その他の連携先に限定しないこと。
となっています。

 健康サポート薬局は医薬品医療機器等法に規定されたものであり、届出受理されますと、表示と公表をすることができます。
公表は薬局機能情報提供制度によるものですが、都道府県により検索の方法は、まだまちまちです。
検索画面のところに「健康サポート薬局」が載っている所はよいのですが、全く検索できないところもあります。
検索ができないかわりに健康サポート薬局届出薬局という別画面から見れるようになっている所もあります。
都道府県の取り組みにも温度差が見られます。
 
 何はともあれ、今年のうちに1000台にのることを希望します。



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