薬剤師調査MMPR

Column : 連載コラム

掲載日:2014/10/29

vol.50 FIP Bangkok2014に参加して



 前回に引き続き、FIP(国際薬剤師・薬学連合)の話です。
8月31日から9月4日まで、タイのバンコクで開催されたFIP Bangkok2014に行ってきました。
なぜ参加したかというと、来年のFIPがドイツのデュッセルドルフで開催されることが決まり、ドイツの薬学視察旅行に毎年行っていますが、来年はFIPの時期にツアーを組みたいと思いその下見のためでした。

 初日はオープニングセレモニーで、賑やかな、そして艶やかなタイ舞踊での始まりでした。
スイスのFIP会長の挨拶、タイの薬剤師会会長の挨拶に続き、今年はFIP会長の改選時で、次の会長はスペインの女性の方に決まりました。
そして日本薬剤師会の会長である山本信夫氏が副会長に選出されました。

 会期中は口頭とポスター発表が行われました。
日本からも病院、薬科大学等の発表がありましたが、残念ながらコミュニティファーマシー部門で薬局が主の演題はありませんでした。
来年は日本の薬局からもたくさん発表してもらいたいと思っています。
薬学生として、城西大学6年生の女性の方が英語での口頭発表頑張っていましたよ。
同時に機器展もあり、アジア近隣の企業が出展していましたが、タイ式マッサージも出展していて、歩き疲れた時にはマッサージを!という粋なはからいがありました。

 中日くらいにそれぞれのセクション毎にセクションディナーが開催され、私はコミュニティファーマシーセクションディナー(300人ほど)に参加しました。
世界の薬局の薬剤師なんだなと周りを見回していましたが、何回もFIPに参加している方は顔見知りで再会を喜んでいました。
国ごとに余興もあったりでした。
現在のFIPの活動方針についてお話すると、FIPは2020年まで薬学教育に集中して取り組むことにしました。
それがFIP教育イニシアティブ(FIPEd)で、2020年ビジョン戦略計画を通して、薬学教育に集中して戦略的に取り組む5カ年活動計画(2014-2018)を発表しました。

「未来の医療従事者発展のためによりよい科学、よりよい実務、よりよい医療」

「FIPEdは、現在と未来の国または国際レベルでの医療ニーズを満たすことができるよう我々の幅広い職能を促進・発展させるため、専門薬学、薬科学教育における質転換を伴う変化を促している。

我々は薬学・薬科学教育が社会的説明義務を負い、エビデンスに基づき、卒業生が彼らの地域で必要とされるサービスを提供し、国の健康優先事項を達成するために求められるコンピテンシーを保持することができ、ニーズに基づいた戦略の使用を推奨する」

日本だけでなく世界でも、国の健康優先事項を達成するために薬学教育の質的転換が求められているようです。

薬剤師として地域住民のために「よりよい科学、よりよい実務、よりよい医療」重要ですね。

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