薬剤師調査MMPR

Column : 連載コラム

掲載日:2014/07/30

vol.48 自己指先穿刺による検体検査講習会に参加して

4月1日より薬局における簡易検査が解禁になりました。


厚生労働省医政局より「検体測定室に関するガイドライン」や「疑義解釈集(Q&A)」も出され、環境は整ってきました。

これまでに100件ほどの検体測定室の届け出があるということです。

コンビニエンスストア等の届出がある一方、薬局の届け出はまだ少ないようです。

この検体測定室は薬局だけではなく、スポーツクラブやヘルスケアセンターなど、「検体測定室に関するガイドライン」に則った環境が整えば、どこでも実施することができます。


待ちに待った薬局における簡易検査解禁ですが、他の業態が先んずれば薬局での展開が出遅れてしまう可能性もあります。

前回のドイツの薬局視察報告でも述べましたように、ドイツではどこの薬局でも行っています。

今回の薬局における簡易検査の解禁は始まりであり、今後の地域住民の健康寿命の延伸に貢献する薬局業務として、すべての薬局で取り組むくらいの意気込みが必要なのではないでしょうか。


しかしながら、現実はそうは言ってもというところだと思います。検討してみたいが、どうやってやればよいのかわからないという状況ではないでしょうか。


私は7月27日(日)に東京で検体検査の講習(6時間)を受けてきました。

ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社のcobasb 101というというHbA1cと脂質を測定できる機器を使用中の薬剤師と導入を検討している薬剤師対象の講習会でした。

広島大学大学院医歯薬保健学研究院臨床薬物治療学教室の森川則文教授からの「マイクロTDMへのPOCTの活用」と題しての3時間の講義。

POCTとはPoint of Care Testingの略で、「患者の身辺での検査」あるは「臨床現場即時検査」のことを言います。


森川教授はなぜ今薬局での簡易検査なのか、そして今後の展開と展望など、薬局を取り巻く環境が激変している昨今を捉えての話、そして今回の「検体測定室に関するガイドライン」についての詳細な解説、運営委員会やコーディネータの設置、個人情報法保護法関連などの実践面の話があり、とても有益でした。

森川教授は7年前より、大学と地域薬局とのコラボによる自己指先穿刺による検体検査の研究をなされており、既に5000件以上のデータをお持ちで説得力がありました。

残りの3時間は、グループにわかれ、機器の使い方のトレーニングでした。自己で指先穿刺を行いHbA1cと脂質を測定しました。

機器の使い方もさることながら、簡易検査の検査値の意味などを含む講義も役立ちました。

参加してとても有意義な講習会でしたので、導入を検討されている薬局にはぜひお勧めしたいです。


今年度はあと2回、9月14日(日)と11月16日(日)に開催されます。

会場はロシュ・ダイアグノスティックス株式会社の東京(本社)、札幌、仙台、埼玉、名古屋、大阪、広島、福岡の各支店で9時から16時まで、参加費5,000円(テキスト、試薬、昼食、受講証明書代)です。 

ご希望のかたは、直接ロシュ(フリーダイアル0120-642-906)にお問い合わせください。


 
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