薬剤師調査MMPR

Column : 連載コラム

掲載日:2013/10/24

vol.41 薬剤師の知識と技術と態度の涵養

ネオフィスト研究所では2003年よりドイツへ薬学視察旅行に行き始めました。
行き始めた経緯を少しお話しようと思います。ネオフィスト研究所は研修を行う会社ですが、設立当初、知識と技術と態度の涵養をその研修の柱としました。
設立当所よりネオフィストスコレを開講し、主に技術の伝承を目的として、対面での研修を行ってきました(調剤、薬歴、服薬コミュニケーションなど)。そして2004年、ネオフィストスコレだけでは教えられない知識部分について、トリニティ通信添削講座を始めました。現在では薬歴&服薬支援コース23疾患、高齢者&在宅支援コース10疾患、OTC医薬品販売コース12症状の知識講座を開講しています。

薬剤師の研修に欠かせない肝心要の態度の涵養ですが、これは一筋縄ではいきません。
「私の背中を見よ」と言うわけにはいかず、それを薬学視察旅行に求めました。どこを視察先にするかは決めていませんでしたが、何となくアメリカではなくヨーロッパを見ていました。現在までにイギリス、フランス、ドイツ、スペイン、イタリア、トルコ、ギリシャ、エジプトと薬局を見てきていますが、日本の薬剤師の方と一緒に勉強するのはドイツの薬局が一番いいと思っています。現在まで、ほとんど毎年、ドイツ薬学視察旅行を実施しています。ドイツの薬局視察のよい点は、何と言っても医薬分業の発祥地であるという1240年から続く長い歴史と、その長い歴史の中で醸成された地域密着型のかかりつけ薬局制度です。

ドイツ薬学視察旅行は薬局の視察だけではありません。ドイツの歴史や文化、音楽や芸術、食文化を巡る旅でもあります。その中で人として、薬剤師としての使命感を感じてもらえればなと思っています。それ曰く態度の涵養となります。ハイデルベルク大学の大学院生の方に「どうして薬剤師になったのですか」と聞いた時、「徴兵されたときに、人の命に係る仕事がしたいと思った」という返事が帰ってきたことがあります。ドイツでは2011年に徴兵制度は廃止されましたが、それまでは満18歳以上の男子には兵役義務がありました。そのような答えが返ってきた時や、戦争に備えても薬局は備蓄しているという話を聞くにつけ、薬剤師や薬局の使命感を肌で感じることができます。

今年は12月にも行きます。世界最大級のクリスマスマーケットを誇るニュルンベルクに行き(ニュルンベルクはサッカーの長谷部や清武選手のいる所)、クリスマスマーケット時(イベント時)の薬局の営みを参考にしたいと思っています。もちろん薬局、大学薬学部、病院、高齢者施設にも行きます。吉岡の講義、ベーリンガーによるOTC医薬品の講義、ドイツで開局されているアッセンハイマー慶子さんとの懇談会等盛り沢山です。まだ10月末まで申し込み受け付け中です。検討中という場合もお声掛け下さい。薬剤師の態度の涵養にドイツ薬学視察旅行はいかがでしょうか。

ネオフィスト研究所 ホームページはこちらをご覧ください。
http://www.neophist.co.jp

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