薬剤師調査MMPR

Column : 連載コラム

掲載日:2012/11/08

vol.33 薬剤服用歴管理指導料の算定要件をもう一度確認

平成24年4月の調剤報酬改定から半年ほど経ちました。今回の改定では薬剤服用歴管理指導料(41点)の算定要件が大幅に変更されました。かしながら薬局によっては理解されていないところもあるようで、薬剤師会には、「何も説明せずに、シールと紙(薬剤情報提供文書)を渡された」というようなクレームが入っているようです。一切お薬手帳を渡していない薬局もあるようです。

ここでもう一度、改定後の薬剤服用歴管理指導料算定要件のポイントを確認しておきましょう。
お薬手帳で薬剤服用歴や服用中の医薬品等を確認するとともに(ここが重要で、手帳ありきです)
  • 1. 薬剤情報提供文書(薬情)にて情報提供し、服用に関し基本的な説明を行う。
  • 2. 服薬状況、服薬期間中の体調の変化、残薬の状況等の情報を収集し、投与される薬剤の適正使用のために必要な
      服薬指導を行う。確認した内容と指導の要点を薬歴に記載する。
  • 3. 調剤を行った薬剤について、手帳に記録する。
  • 4. 残薬の状況について確認し、必要に応じて処方医に連絡、投与日数等の確認を行う。
  • 5. 薬剤情報提供文書にて後発医薬品に関する情報提供を行う。
以上の5つの要件を満たした上で算定します。

そして、薬歴の記載事項に追加になった、残薬の状況の確認と手帳による情報提供の状況を薬歴に残します。
研修を行なっていて、残薬の状況の確認(あり、なしなど)、手帳による情報提供の状況(例えば手帳にシールを貼って渡したか、シールのみだったかなど)を記載していない薬局が見受けられます。

6歳未満の乳幼児への乳幼児服薬指導加算(5点)の算定要件は、体重、適切な剤形その他の必要な事項等の確認内容と適切な服薬方法、誤飲止等の必要な服薬指導の要点を、薬歴とお薬手帳の両方に記載する必要があります。手帳と薬歴に何も記載せずに算定している薬局もみうけられます。お薬手帳に関しては、持参率は高まってきているようですが、そのお薬手帳にシールを貼るだけで、中身を確認していない薬局もあるようです。既往歴や服用中の薬の確認を怠って、禁忌薬を調剤したり、副作用歴、アレルギー歴を見落として、同系統の薬で副作用が起きたりなど、処方せんや自薬局の薬歴だけでなく、お薬手帳もきちんと確認する習慣づけが重要です。

お薬手帳の重要性は認識されているところですが、その活用方法に問題があれば、お薬手帳の役割が果たせません。薬局の中で、再度算定要件を確認してみましょう。 

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